私の住んでる地域ではセイバーズの放送は基本5日遅れ(同週金曜)なのですが、先週、セイバーズ1話がいきなり民●党代表選の速報番組で潰れました(笑)
そのため、本日ようやくスタートです!
お預けを喰らった分、楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。
で、1話を観た時点での全体的な感想です。
何これ面白い…!面白いんですが!!(笑)
OP・ED
こそばゆいタイトルと、ものすごく謎な名前のアーティストの強ingなOP、思っていたより普通に格好良いです。テンポいい曲だし、毎週聴いていたら好きになりそうかな。ただ、作画と演出が単調すぎな気が…。歴代デジのOPは1年間変わらなかったですけど、今回のは曲はそのままでもせめて作画修正して欲しいなぁ。
あ、テイマ同様、主役モンの未だ明らかになっていない進化系が影になっているのが良かったです!本編で進化していくにつれ姿が出てくるのかな!楽しみ楽しみ。やはりララモンは女性型に進化しそうですね。もしや、遂にロゼモンがアニメに登場…?!ゆかな声だし、狙ってそう(笑)
主人公ズにもDATSの制服があるのですね〜。アド02の時の「DWに行くと服が変わる」とは違った私服からの衣装チェンジですね。コスプレイヤーさん的には、主人公ズの私服はフツーっぽ過ぎるんで、DATSの制服のほうがチェック入りそう?オペさんたちの制服も可愛いですね。
今までにないスタイルの主人公、マサルがかなりツッコミ甲斐がありますな。
「ケンカ番長」て(笑)OPに大のお母さんと妹(?)らしき姿もありましたが、年の離れた妹なのかな?マサルは荒っぽいけど面倒見良さそうですし、妹思いの兄ちゃんだと嬉しいです。
マサルさんはきっと「横断歩道でおばあさんの手を引いて渡ってあげる不良」タイプなんだよ。もしくは「赤い羽根つけて歩いてる不良」((C)碧也ぴ●く)
マサルさんの愛あるアホっぽさがツボにはまって大変です。
アグモンも可愛い!鼻の穴、やっぱりちょっと気になるけど(笑)
と云うか、ダミ声なのがアドの坂本さん版アグと共通してて。アグはやっぱりこういう声の系統なのね!(笑)素直にマサルをアニキと呼んだり、広い世界に興味をもってDATSの施設を抜け出したり、ハラペコでじたばたしたり、本当に純粋な男の子のようで、とても愛らしいのです。
あ、今回のアグモンて、かなりサイズ大きいですよね。デジ絵描くとき、いつも人とモンのバランスに悩むのですが、今までの太一さん&アグのバランスとの書き分けとか更に悩みそう(笑)不器用ですから。
ヨシノちゃん、かなり好きなヒロインです!
容姿も好きだしあっさりした性格も好み。マサルを「君!」と呼んだり、お姉さん気質なのが良いですよね。
新垣さんの声もはまっていたと思います。シリーズ初、声優ではないアイドル女優さんがレギュラーキャラを担当するということで、嫌悪感を持ってる人もいるみたいですけど、私は全然オッケーだと思います。最近の声優にもアイドルにも詳しくないので、むしろ新垣さんの声が変にアニメ声だったら嫌だなぁと思ってました。ですが、実際に聴いてみたら、ヨシノにぴったりで安心しました。「最悪なんですけど!」の口癖とか、お姉さんぽい、いまどきの女の子らしさが出ていて好感持てました。フロ映画の上原多香子は滑舌が悪くて耐えられないものがありましたが、新垣さんはお上手です。声の演技は特殊だと思うので経験が少ないとコツをつかむのが難しいのだと思いますが、そういう技術的な部分は経験と慣れだと思いますので、後々上達されれば多少の違和感は解消されると思います。
と云うか、むしろララモンや白い方のオペさんの声が気になったな…。ララモンはモンですから、ゆかなさん特有のアニメ声でも気にならないんですけどね。白オペさんの声がちょっと耳につくなぁ…。
私、今までのデジシリーズは、あまりに好き過ぎて、ストーリー展開や設定に疑問が生じた時に不満が募ったり愚痴をこぼしたりしてしまっていたのですが、セイバーズは細かい設定を気にしなくてもいい感じなんですよ。というか、「イチイチ気にしてても仕様がないよねセイバーズだから(笑)」みたいに、あっさり納得してしまうほどのパワーが、セイバにはあるような気がします。セイバに限っては少々つじつまが合わなくても許せてしまいます。そこがこのノリの特権かなぁと思います(ひどい云いようですが、褒めてるんですよ)
勿論、歴代シリーズのファンとしては、あれやこれや考えてしまったりもしますが、変に過去のシリーズを引きずっていないのが、素直に楽しめる要素なのかもしれません。
それに、もっと突拍子のない設定になるのかと懸念していたけれど、思っていたより歴代シリーズを意識した作りになっていたので、スタッフのデジモンシリーズに対する配慮を感じました。
たとえば
・DATSの組織、司令官&オペレーターズはテイマーズの山木室長たちを思わせる。
・マサルとハラペコアグモンのほのぼのしたやりとりから一転、巨大鳥型デジモンが夜の街を破壊するシーン、コカトリモンにやられたアグモンが一度意識を失ってしまう→マサルの奮起でアグモン進化→ジオグレイモンとコカトリモンの闘い…の辺りは、無印映画1作目のオマージュのような印象を受けました(深読みしすぎ?)
・マサルの手からデジコードを思わせる「デジソウル」が出てきたり、デジソウルチャージのポーズはフロキャラのスピリットエボを感じさせますし、バックに名前がぐるぐる回るデジモンの進化シーンは懐かしのアド進化バンクを思い出させてくれました。
そんな感じで、歴代シリーズで人気があったシーンや象徴的な要素を継承しつつ、キャラデザや設定はかなり斬新に変えてくる。まさに「新旧いいとこ取り」!
いや、制作サイドの思惑なんて全然知らんのですが(笑)
シリーズ構成の山口氏が自身のサイトで、過去のシリーズはきちんと認識していること、その上で今までとはまったく違う新しい色を出す、と云ったコンセプトを掲げていらして、その形がセイバーズなのかなと、勝手に納得しました。
「これはデジモンじゃない」或いは「デジモンにする必要がない」等の意見も目にしますが、私のセイバーズの印象は、やっぱり「デジモン」の流れを受け継いでいて、それでいて新しい作品になっていると思います。