第4話 『新チーム初出動! ドリモゲモンを追え! 』
2006年04月28日(Fri)
各話感想
伊藤智子作監バンザイ!
やはり伊藤さんの絵柄は丁寧で綺麗です。それでいて、個性を強調しているわけではなく、キャラデザに忠実で違和感がない。毎回このくらいの作画レベルだったらいいのにな〜。今シリーズも伊藤さんが作監ローテに入っていて嬉しいです。
4話!メインキャラが揃い、新チーム初出動でますますおもしろくなってきました!
犬猿の仲で言い争ってばかりいるマサルとトーマ、頭を抱えるヨシノさん…と、3人のポジションも固まってきたし、チームワークがまったく取れていない二人に徹底的に亀裂が生じる展開も、面白かったです。いや、当人たちはイライラしっぱなしで大変ですが…。
あまりのダメダメっぷりな描写が容赦なくて(笑)「攻撃を消し合っている?!」は「進化中に攻撃?!」(byウォーゲーム)と同等のツボでした。ははは。
マサルに「トンマ」と名前まで弄られてすっかりネタキャラにされてしまったトーマ様…
大門家の前で、小百合ママとチカちゃんに寂しそうな笑顔を見せたのが印象的でした。これは確実にデジシリーズのお約束、家庭環境が複雑設定ですね。2話から大門家の日常風景を入れてきたのも、マサルとトーマの家庭の比較だけじゃなくて、トーマの「家族」に対する感情を引き出すためだったのかも、と思います。母親に対して何かしらのコンプレックスがありそうなので、小百合ママの性格がほわほわな設定なのも生きてるなーと。トーマに屈託なく話し掛けるチカちゃんも可愛かったです。マサルの「色気づいてんじゃねーよ」も良かった。チカちゃんにとってトーマが憧れのお兄さんになったりするといいな〜!
トーマは果たして天才なのだろうか。
私の考える「天才」は、真賀田四季博士レベルの人でないと呼べないと思っているので(笑)、トーマは天才ではないよなぁ。本当に天才だったら、作戦実行中の不測の事態でもすぐに頭の中で最善策をシミュレーションできると思うし。
マサルに振り回されて作戦を台無しにされるわ、売り言葉に買い言葉で言い争ってばかりだわ、まだ若さ故に人間が出来ていない、と云った感じですし。
結局、トーマの「天才」って、周囲の人たちがもてはやして付けられたレッテルだと思うんですね。実際は、エリート優等生タイプ。マサルにチームワークを強制して、上手く行かないと即座には対応できないマニュアル人間です。
…て、公式サイトの4話あらすじでは、いきなり「秀才」になってるし…(3話タイトルは天才なのに)そうだろう、彼は秀才タイプだよ。…あんまり「天才」の単語に拘る必要てなかったな…(笑)(細かいこと気にしないのがセイバーズだ!)
欠点があって天才ではないからこそ、トーマは魅力があると思います。だって本物の天才であの性格だったらただの嫌な男ですよ(笑)
正直、マサルとトーマにチーム組ませる必要ってあるのかな?
「隊長命令だ!」で押し通してますが(相変わらずDATSのやることは強引だ)、今までヨシノさんとララモンも単独で行動してたっぽいですし、チーム制度あったわけじゃないと思うのですが。能力は高くても精神的に未熟なマサルとトーマを組ませる事で、お互いを成長させようとか?しかし、仲を取り持つためにトーマにマサルを家まで送るよう指示する強引さは、傍から観るとマサルxトーマ(逆でも可)を視聴者に推奨しているようにしか見えない…(私は現時点ではあまりそっち方面には興味ないですが 笑) 薩摩…
でも結局ドリモゲモン取り逃がしちゃってますし、チームワーク云々の前に特殊部隊であるならこういう失敗一つとっても致命的だと思うが…。
ドリモゲモン出現時にマサルが遅れてきた理由が母さんの説得に時間が掛かった為と聞いて、マサルにつっかかるトーマ、なんて解りやすいんだ。思った以上に感情が表に出るタイプなんですねぇ。
「やっつければいーんじゃないのー」と軽いノリのマサルの態度も、バックアップ掲げて「バカがうろついているんですから」とここぞとばかりにイヤミをぶつけるトーマも、どっちもどっち。デジシリーズの主人公が機械に弱いのは基本(笑)。
マサルのいいかげんな態度もアレですが、DATSメンバーの自覚が足りない!と言われても、見るからに特撮戦隊モノのような組織と隊員服では、ゲーム感覚になってしまうのも仕方ないと思うよ。何か、もっと、こうさぁ…(笑)
デジヴァイスに入りたがらないアグモンが邪魔で、こいつをデジヴァイスに引っ込めろ!とトーマがマサルに言い放ってたところ、ちょっと引っかかった。個人的にはデジヴァイス収納てあんまり好きじゃないな〜。デジモンが単なるデータ扱いっぽく感じられるし、人間世界にいる間はデジモンは生き物であって欲しいですからね。やっぱ、ララモンもガオモンもパートナーに忠実だから、我慢してるんじゃないのか。
例えば、人間世界でパートナーと長時間生活を共にしているDATSデジモンは身体に負担が掛かるので、デジヴァイスに入る事でパワーを回復できる…みたいな理由付けが欲しいです。(マサルのアグモンはずっと外にいてもヘーキ、「さすが珍種ね」で片付けとけばOK)それなら抵抗感ないんですけどね。単に移動手段が楽だから、というだけで収納されてしまうと、モヤモヤ感が。
ケンカばかりの弟二人のお守り役と化してるヨシノさん大変。心身ともにお疲れモードです。
今回、ララモンが可愛くって嬉しかった!前回まで、なかなかララモンの性格がつかめないのが引っかかってたので…。今回、マサルとトーマが任務中にもいがみ合ってて、大丈夫かしら〜と心配そうにしてたとき、目元が垂れ下がってて表情があったのが良かったです(笑)!ずっとこのまま無表情だったら如何しようかと思ってたので(笑)
そして新しい技お披露目…!って、睡眠促進ソングは反則だろッ!!しかもどうやら人間にも効くようです。戦闘能力があまり高そうではないララモンがDATSメンバーで活躍できるのって、この技があるのが強みなのではないかと思う…なにしろ、証拠隠滅と隠ぺい工作が最優先のDATSですから。
眠らせてる間に記憶処理しちゃいます★もう、ツッコミ入れる気力もない…(笑)
ララモンの「あ、猫ちゃんだ〜v」に癒されました…
当直してるあたり、やはりヨシノさんは学生ではなくDATSに勤めてるんでしょうね。
当直中、雑誌を読みながらのヨシノさんとララモンの会話が、女の子友達のような雰囲気が出ていて、やっと二人の仲良し関係が見られて良かったな〜。…と思ったら、来週出番が全然なさそうですが…(泣)
で、結局、事態の収拾が付かないまま、いきなり次週はデジタルワールドが舞台です
えっ…デジタルワールド、行くんだ?みたいな(笑)
しかも、なんの前触れもなくいきなり5話で!
まぁ確かに、デジモンが現実世界に出現→DATS出動→デジタマ化、のプリ●ュアパターンでは、一年間もたないだろうなぁとは思っていましたが、今シリーズではデジタルワールド行くのかな?と予想する間もなく、唐突にデジタルダイヴと来た!
流石セイバーズだぜ、この視聴者置いてけぼり具合はただごとではない。
もはや考える隙を与えない…先の展開が読めない!予測不可能っぷりが面白いです。