第12話 『知香はボクが守る! ピヨモンの決意 』
2006年06月30日(Fri)
各話感想
何だか最近作画が安定してますよね!東Aグッジョブ!
12話です。1クールの区切りというか、突如急展開を見せてきました。
トーマが指摘していたデジモンが現実世界に現れる根本的な原因の解明、敵デジモンの組織とボス出現、そして伏線として貼られていた大門家とDATSの関わりとチカちゃんのパートナーデジモン候補ピヨモンの登場。
上に挙げただけでもこの回は重要な要素がいっぱい!今回を見逃した人は話に追いつけなくて大変そうだ(笑)
そんな感じでストーリーを追いかけるのにいっぱいいっぱいではありましたが、私が一番反応したのは・・・
トーマがヨシノを「ヨシノさん」と呼んだ
うわっ…え、呼んだ…よね?
ヨシノさんって云ったよねーー?!
突然だったのでうろたえてしまったのですが、多分聞き間違いじゃなかったら呼んでたと思う。(ビデオ繰り返して見てないので間違ってたら恥)
うわぁぁぁぁ何か嬉しい・・・!! と き め い た !
えーと以前の記事のどこかで「トーマはヨシノをさん付けで呼んで欲しい」と書いたと思うんですけど…まさか現実になるとは思いませんでした。(だって登場時のトーマの性格が予想外だったのだもの)
もうねー、全体通してずっとヨシノさんの活躍が皆無に等しくてテンションが上がらなくて困ってたのですが(※セイバズ自体は楽しく鑑賞してるのですが、こう、自分のモチベーション的にね)、これだけで勝ったと思ったさッ☆(笑)
ネタバレあまり気にしないのでうちの地域で放送される前に他サイトさんの感想読んだりしてるのですが、どこのサイトさんもトーマのヨシノさん呼びに突っ込んでたところなかったので(…私、一般的のサイトさんと視点が違うのかもしれん…)何の心構えもなかったので見たとき「わぁ!(喜)」と思ったのでしたよ。
あとデジタマが動いてビビったトーマがデジタマ落とした時、「トーマ落としちゃ駄目でしょ!」みたいにヨシノさんが叱ってたのもツボでした。この叱り方から垣間見える二人の力関係(お姉さんヨシノの方が強いみたいな)がいい。つーか、トーマ落とすなよ(笑)
あートーマとヨシノさんのことばかり書いてしまいましたが(て云うかヨシノさん)、特にトーマxヨシノを推しているわけではありませんよ。念のため…。放送前にはキャラ設定だけで期待してたし、あってもいいとは思うけど、別になくてもいい…みたいな。
マサルとトーマの友情だけに偏るんじゃなくて、マサルとトーマとヨシノの三人の(恋愛感情抜きにした)描写がもっとみたいんだ。
同様の理由で、梯子に逆さまにぶら下がったマサルに茶々入れられてそんな体勢のあんたに言われたくないわよ、と突っ込むヨシノさんにも萌え。マサルとヨシノさんのやりとりは関係がわかりやすくていいな。
さて、今回のメインである知香ちゃんとピヨモンなのですが。
ピヨモン、懐かしい〜〜と思いつつも、一人称が「ぼく」なので妙な違和感もあり(笑)でもアグモン同様、馴染みのあるモンを登場させて、なおかつ個性を出して前シリーズとは区別をつけるの出し方はいいなと思いますね。
デジタマが孵ってからプワモンがベッドの下に隠れたりするシーンはまたも無印劇場版を髣髴とさせる場面でした。マサルと知香の兄妹も、八神兄妹のオマージュなのかなぁーとぼんやりと思ったり。いや、太一とヒカリとは全然違うんだけど…むしろ、あえて全然違う描き方をする事で取り入れてるといったような。すみませんよくわからない書き方で。
確実に云えるのは、デジモンシリーズに兄弟(妹)愛は標準装備!(笑)という、シリーズを通してのお約束事が出来ているのが嬉しいです。(ゴーグルはなくなっちゃったけどね)
正直、知香ちゃんがここまでストーリーに絡んでくるとは思っていなかったのです。
確かに、度々知香ちゃんは丁寧に描かれていて(ストーリーの関わり方も勿論作画も)、それこそ丁寧すぎて、ヨシノさんより重要なポジションを占めているなぁと薄々思ってはいましたが、それは単にスタッフが知香ちゃん贔屓なんだろうな、くらいの軽い気持ちでしか見てませんでした(笑)
あと、デジモンが絡む事件でも、デジモンとの交流を描く時でも、やはり「子どもとデジモン」のスタイルの方がしっくりくるんですよね。デジを見てる視聴者の子どもたちも、親近感を覚えやすいですし。だから「主役に妹がいる」ていう設定は、ストーリーを作りやすくする題材なんだよな、と云う程度に思ってました。実際、小学校の飼育小屋の事件とか、遊園地で花火を見たいとか、考え無しに叫んだ壮絶な捨て科白が実際になっちゃったり、といった一連のストーリー展開は、すべてこども(小学生)である知香ちゃんがいるからこそ出来た話なんですよね。セイバズ唯一の小学生キャラである知香ちゃんに頼りまくっていた感じなんですよ。私がセイバズを見始めたとき、DATSにひとり小学生がいれば、もっとストーリーを膨らませる事が出来るのになぁと思っていたのですが、実際その役目はほとんど知香ちゃんが背負っていた感じで。
知香ちゃんにここまで比重を置く前に、まずメインキャラであるトーマやヨシノを先に同じように丁寧に描いて欲しいと思います。それこそ、トーマとガオモン、ヨシノとララモンの出会いエピソードとか…そのうちやってくれる事を期待してはいますが、先に知香ちゃんばかりクローズアップしすぎで、全体を通してあまりにアンバランスな気がしてならないのです。折角知香ちゃんとピヨモンの描写は歴代シリーズの子どもたちとデジモンを思わせるあったかい感じで好感もてるだけに…残念で。
・・・
うぅ〜、すみません。今までセイバズ感想はプラス思考で書いてきたのですが、ここにきてちょっと批判っぽい方向になってしまいました。
ただ誤解しないで貰いたいのは、この回は本当に、セイバズの転換期というか、今までの「デジモン騒動→DATS出動→戦闘→デジタマ捕獲」のパターンから一転してストーリーが動き出す回であって、ものすごい刺激のある回でしたし今後の展開への期待が膨らんできたという点ではめッちゃ面白い回でした。
今までの一話完結スタイルとは違って次週どうなるのか気になるし、久々にワクワク感が復活したのもすごく嬉しいです。知香ちゃんはピヨモンのパートナーになれるのかしら…予告見ると、ちょっと悲しい方向になってしまうのかも?と、きゅんとなってしまうかんじです。
私がこうして、設定に対してああだこうだとぐだぐだ書いてしまうのは、セイバズの世界観や設定なんかが次第に明確になってきたからなんです。
つまり、今までのある意味ワンパターン展開から一気にストーリーが深くなってきて、それに対する期待感の表れだと思っていただければと思います。(今までのシリーズに対しても、散々設定に愚痴をこぼしてきた人なので)
今まで気楽に楽しんできた分、「まぁいいか、セイバーズだし」(※訳:モーマンタイ)の法則が効かなくなりつつあることに、少し動揺を隠し切れませんでした(苦笑)
ええっと、なので、何だこいつウザいこと考えるなー程度の軽い気持ちで読んでくださいね。
でも今日の話もツッコミどころ満載で楽しかったですよ!
一番のツボはやっぱり
マサルの鼻血
ですよ!!!(拳を握り締め)
はぁはぁ。鼻血垂らしててもかっこいい兄貴が素敵すぎる。
あとはデジタマに聴診器当ててるララモンとストロー口にくわえて喋るヨシノさんね。(やっぱりヨシノさん…)この人は出されたおもてなしは残さず有難く戴く人なんですよ。貧乏性だからきっと。
それとゆかなさんは未だにサンフラウモンのキャラつかみ切れてない感じ…(笑)進化ごとに声に変化をつけようとしてるのかね。
次週が気になります!