きょうはさいの神です。 午前中から子供会がみんなで各家庭を回り、わらを集めます。青年会の皆さんは、竹を切り出したり、しばるための藤蔓を採ったりと材料を集めます。それを集落の皆さんで、竹を外側に、中に藁を入れ、写真のように二つの大小のやぐらを組みます。
夕暮れまで子供たちはお菓子を食べたりしながら、そばから離れずにこれを守ります。他の集落の人に火をつけられてしまうと、翌年からはさいの神ができなくなってしまうのだそうです。暗くなると小さなやぐらに火がつけられ、青年会の人がその火をわらの束に移して大きなやぐらに火をつけようとするのですが、子供たちはそれをたたき落として、火をつけられないように守ります。これが結構勇壮な戦いとなります。
火がつき、高く燃え上がると、竹がはじけるパーン、パーンという音が響きます。
この火でしめ縄や書き初めを燃やします。書き初めが高く舞い上がれば字が上手になると言われています。また、終わり頃、熾きとなった火でおもちや、するめを焼いて食べると1年間健康で過ごせると言われています。
昔は小正月の1月15日に行われた行事でしたが、今はこの連休に行われるようになりました。
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Date: 2010/01/10(日)
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