また,同じディレクトリにはいっているはずのpapifというプログラムにも多少手を加えます.papifが動くときに,そのプロセス自体がroot権限を持つ必要があるからです.つまり持ち主をrootにしてsetuidしておけばよいわけです.
具体的には以下のようにします.これはroot権限が必要です.
# chmod 4755 papif
# chown root papif
Enter AppleTalk zone [*] >
と聞いてきます.これはここの場合そのままリターンで良いです.するとネットワーク上のappletalkのプリンタの一覧が表れます.こんな感じです.
1 - Select610PS+TT:LaserWriter@* [Net:255.140 Node:128 Skt:128]
2 - CanonA404PS:LaserWriter@* [Net:255.140 Node:233 Skt:128]
そして
Enter AppleTalk printer name >
と聞いてきますので,登録したいプリンタの名前を打ち込みます.先に出たリストをそのままコピー&ペーストできると楽ですので,そのような環境で行った方がいいでしょう.ここではCanonA404PS:LaserWriter@*を登録しましょう.
次はUNIX上ではどのような名前にするか,を聞いてきます.この〜@*という名前は長すぎますから.
Enter Unix printer name [CanonA404PS] >
好きなように打ち込んでいいのですが,ここではcanon-aという名前にしましょう.そのように打ち込みますと
Defining "CanonA404PS:LaserWriter@*" AppleTalk printer as canon-a ...
と聞いてくるので,「y」と打ち込めば作業を開始します.
それが終わると今度は
Do you want to make it available to network [Y/n]?
と聞いてきます.「このプリンタをネットワーク上の他のマシンからのlprで使えるようにしますか?」ということですので,ここはそれぞれの事情にしたがって好きなようにしてください.
そして最後に,appletalkプリンタの名前とUNIX上の名前の対応を設定します./etc/cap.printersとファイルに対応を書いておきます.今回の場合は
canon-a=CanonA404PS:LaserWriter@*
と書きます.スペースは空けずに詰めて書いてください.
これでappletalkのプリンタが,Solaris上からcanon-aという名前で使えるようになりました.
IDLESTUFF=0; export IDLESTUFFと書いた行を挿入します.場所は頭の方ならば大体どこでも良いですが,感じとしては"PAPIFHOME=〜"という行の次辺りに書くのが美しいでしょう.
詳しくはここ参照.