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21 尊敬する人はいますか。どんなひとですか。
ビストリカ「ここには尊敬できる人たちばかりですよ。世界最高クラスの魔術師が集う研究所ですから」
ヴィーランド「アメフトの選手……と言ってもここじゃあわからないし。とりあえず、魔術師候補だから、魔術師はみんな尊敬できると思うぞ」
アイ「(珍しくまともな意見だ)わたしは……魔術師の中でも、今のところ出会ってる人の中で尊敬できるのはビストリカと道化師さんかなー。あとの人のことは、まだあまり知らないから。ただし四楼儀さんは除く」
四楼儀「おい」
ビストリカ「わたくしも、身近で尊敬できるかたは学長さんと道化師さんとリアスさんですね」
ヴィーランド「リ、リアス先生……」
道化師「ビストリカとは、同じ分野の権威だからな。ところで、わたしは何かしたか?」
アイ「色々助けられたことがあるし、伝説級の魔術師でまともなほうの人だし、当然といえば当然です」
四楼儀「だから、おい」
道化師「わたしが尊敬する人物は……身近な人物の中では、マルビニット(※シヴァルド学長)か。同じ魔術師としてな。城を買い取って研究所に改装したのは彼だ」
アイ「一代で魔法研究所をモノにしたんですねえ……まあ、寿命がない魔術師なら良くあることかもしれませんけど」
22 死んでもやりたくない事はありますか。それはどんなことですか。
アイ「むしろ、死なないためには何でもする」
ヴィーランド「例えば、村ひとつ焼き尽くせとか、そういうことでも?」
アイ「うーん、どうだろ……その時、どうしても生きたい理由があれば、やっちゃうかも」
ビストリカ「そこまで覚悟するのは、凄いですね……わたくしは、生きたほうがより多くの人々を救えるとしても、心の痛みに耐えられずに死を選びそうです」
ヴィーランド「誰かを犠牲に生き延びるのは英雄っぽくないな」
道化師「自分の命と引き換えより、仲間たちと村ひとつの命の交換、のようなものが一番困る」
アイ「究極の選択ですね」
道化師「だから質問に答えるとしたら、そういう現場に居合わせるのが嫌だな」
四楼儀「だが、死んでもやりたくないことを、どうしてもしなければならないこともある」
アイ「あなたのそれって何ですかー?」
四楼儀「秘密だ!」
23 もし、ひとつだけ願いがかなうとしたら、何を願いますか。
アイ「エルトリアを救って地球で80歳くらいまで生きたら、もう一度こっちに来る。そして必死に勉強して高位の魔術師になって若返って永遠に生きる」
四楼儀「……物凄くしょうもないことに頭を使っておるな」
ヴィーランド「アメフトの選手になる」
アイ「それは、普通にやっててかないそうでしょう」
ヴィーランド「そうだな。こういうのは努力でかなえないと意味がないし」
ビストリカ「究極の魔法薬が欲しいです。これも、日々の努力と研究でかなえてみせますけど」
四楼儀「最大の願いごとは……秘密だ」
道化師「わたしも」
アイ「じゃあ、2番目の願いごとにしましょうよ」
四楼儀「もっとゆっくり寝られるようになるといいな……というくらいだ」
道化師「べつに、現状に不満はないからな。いやまて……あるぞ、願いごと。水陰柱を何とかする」
アイ「おおー、凄く根本的な問題ですよね、それ」
ビストリカ「でも、そうするとアイちゃんたちが帰っちゃうのです。やっぱり、わたくしの願いごとは、アイちゃんと一緒にいること、にします」
ヴィーランド「仲良しだな」
24 もし、あなたに子どもが出来たら、どんな子どもにしたいですか。
アイ「子ども……」
ビストリカ「子、子どもですか(赤面)」
道化師「子どもか……」
四楼儀「
アイ「放任しそうですね、四楼儀さんは。わたしはまあ、月並みだけど、他人を尊重しつつ自分を大事にしてくれれば」
ビストリカ「そうですね。他人をいたわる子になってくれれば……あと、魔術師ですね……」
道化師「そうでないと、親より先に子が亡くなるからな」
ヴィーランド「だからみんな結婚しないのか」
ビストリカ「け、結婚、していらっしゃる魔術師のかたもいますよ? やっぱり、大抵は魔術師同士ですけど」
ヴィーランド「オレはまあ、健康な子ならそれでいい。それにしても、魔術師は色々難しいんだな」
道化師「魔術師という将来を決められている子が、果たして幸福なのか。そして、その子も将来、親と同じことに悩むことになる。だから、魔術師の家族というのは色々と難しい。人間と同じ寿命に調整することも可能だがな」
四楼儀「魔術師ってのは、知識欲にかられた者がなるのさ。研究には人間そのままの寿命では短すぎる。魔術師が、研究への欲求を断ち切るのは困難だね」
アイ「なるほど。勉強になりました」
25 どのように死にたいと思いますか。
アイ「死ぬとしたら、普通に天寿を全うしたいなあ」
ヴィーランド「兄弟や子ども、孫に看取られ、苦痛もなく眠るように死ぬのが理想だな」
ビストリカ「自分の人生に満足しながら、やり残したことはない、という気分で逝きたいですね。でも、眠るように亡くなる確率は低そうです」
道化師「魔術師が亡くなるとしたら、大抵は事故や病気、戦いなどでだな。わたしは誰にもいなくなったことを悟られることなく、惜しまれもせずひっそり去りたいものだが……」
ビストリカ「それは、寂しいですよ。それに無理だと思います」
道化師「無理そうだからこそ、だな」
四楼儀「死ぬときは、どう望もうと死ぬ。ある日突然ぽっくり逝くかもしれん。儂はそれには抗わんよ。目の前の生きてる日々のことを考えるだけだ」
アイ「おお、前向き。それが一番ですね」
26 あなたの野望は。
アイ「何だろう。23の答えと同じことかな。もっと身近なことで言うなら、とりあえず、新聞コンクールで入賞したいな」
ビストリカ「わたくしも以前お答えしたものと同じですね。この世界から、病気をなくします!」
四楼儀「もっと進化した病気が蔓延するだろうね」
アイ「四楼儀さんー……?(睨)」
ビストリカ「いえ、わかっています。その時は、またその病気を治す薬を作ります」
道化師「理想は理想、野望は野望だからな。それくらいの心持でやるのも良いものさ」
ヴィーランド「オレの野望も、23の答えと同じだな」
道化師「わたしの野望は特にない。今回の件が終わったら、のんびり旅を続けるだけだな」
四楼儀「儂も別にない」
アイ「長命だから、野望があるならもう実現してそうですしね」
27 自慢話をおひとつ。
ビストリカ「じ、自慢って苦手です……」
アイ「ビストリカは一杯あるじゃない。美人だし、治癒魔法の権威だし、先生だし」
ビストリカ「そ、それほどでは……治癒魔法だけは、自信はありますけど、道化師さんや四楼儀さんも使えますよね」
道化師「治癒魔法では、専業には敵わないぞ」
アイ「でも、治癒魔法とそれ以外の魔法が使える魔術師は少ないから、それは自慢になりますね」
ヴィーランド「そりゃあ、伝説級の魔術師に、今更自慢されるまでもないってやつだな」
アイ「四楼儀さんを除いて」
四楼儀「除くな」
アイ「だって、まだ魔法使ったとこ、見たことないし」
四楼儀「そのうち機会があろうよ。機会がないことが望ましいが」
アイ「それで、わたしは……昔、作文で賞を取ったくらいかな」
ビストリカ「アイちゃんの度胸とか、アイデアとか、凄いと思いますよ」
アイ「そうかな……じゃあ、それ」
28 今までで一番恥ずかしかった事は。
道化師「何も訊くな」
アイ「あはは……(好きでその格好してるんじゃないんだもんねえ)」
ビストリカ「学生時代、卒業証書を受ける時に段に上がらされて……しかも、階段で転んでしまったんです。あの時は、顔から火が出るかと思いました」
アイ「ビストリカ、ここの出身なんだ」
ビストリカ「はい。その時から、学長さんにはお世話になってます」
ヴィーランド「オレはな……誰も見てないのに恥ずかしかったのが、乗るバスを間違えて全然知らない町に行ったことだな」
アイ「自分だけが気づいて恥ずかしいってことありますね……間違ってパジャマの上に制服着てたり……色々あったなあ(遠い目)」
四楼儀「儂は何もない」
アイ「恥知らずはいいですね」
四楼儀「おいっ!」
アイ「わたしも色々あったけど、一番恥ずかしかった、っていうのは……この世界に召喚されたときに……」
道化師「あれは備え役の間では有名だ」
アイ「その事実が一番恥ずかしい……」
29 今までで一番嬉しかった事は。
ヴィーランド「地区大会で優勝したことかな」
アイ「わたしも作文で賞を取ったことは嬉しかったけど……でも、一番嬉しかったのは、この世界に召喚されたことかな」
ビストリカ「迷惑ではなかったですか?」
アイ「最初は驚いたけど、滅多にできない経験だし、必要とされてるなって思えるでしょ?」
ヴィーランド「それは、確かにな」
ビストリカ「わたくしは、卒業できたときや、そのあとさらに勉強してここに帰ってこれたとき、怪我人や病気のかたを治せたときなど、そのときどきで『一番嬉しい!』って思えることはありましたけど……今は、アイちゃんに会えたことです」
アイ「わたしも、ビストリカに会えたことはすごくうれしい」
ヴィーランド「親友というより恋人同士のようだ……」
四楼儀「嬉しかったことか……よく覚えておらんが、独り立ちできたときは嬉しかったろうと思う」
アイ「独り立ち……魔術師も、最初から魔術師なわけじゃないですものねえ。ここの出身じゃないなら、師匠とかについてるんですか?」
四楼儀「独学でなる者もいるが、学校か、師匠につく場合が多いな。親兄弟が師匠の場合も多い。儂については訊くな」
道化師「それと、我々が魔術師になる前は、まだ研究所はない。我々より学長のほうが年下だ」
アイ「ほんと、見た目はアテにならないんですね……」
道化師「嬉しかったことは、わたしもあまり覚えていないが……旅の途中で何かの役に立ったときは嬉しい。ここに呼ばれたことも嬉しかったぞ」
30 今までで一番ショックだった事は。
アイ「これも、召喚されたこと」
ヴィーランド「そりゃ、異世界に召喚されたとわかった瞬間はショックだったな。帰れるかどうかもわからないし」
ビストリカ「そうですよね……。わたくしの場合は、こういう仕事なので覚悟はしていますが……誰かが目の前で亡くなるときは、いつもショックです。特に、あと少しで病気を克服できそうだった患者さんや、純真な子ども、仲良くなった相手だと……」
アイ「できるだけ仲良くならないようにしたりする?」
ビストリカ「それは、後々もっとつらくなります。だって、亡くなるまでもっと楽しくさせてあげたかったとか、悔いを残さないようにしてあげたかったって思って……」
四楼儀「生粋のヒーラーだな……。儂は、この娘(アイ)に弱みを握られたことか」
アイ「そう、あの白い――」
四楼儀「言うな! 勘弁してくれ」
ビストリカ「本当、アイちゃんが来てから四楼儀さんも面白くなりましたね」
四楼儀「お、面白いとな……。そのことばもけっこうショックだ」
道化師「わたしが一番ショックだったことは……思い返せば、生まれてきたこと自体かもな……」
アイ「ある意味では、みんなそうだと思いますけど……不幸な人生だから、とか?」
道化師「いや、そこまで深刻な話ではないが……」
ビストリカ「世界が余りに理不尽だから、そこに生まれてショックという可能性も……ああ、世界が理不尽といえば、一番ショックなことはあれです、もうすぐ世界が沈んでしまうということです!」
四楼儀「それは確かに。現在進行形だしな」
道化師「そうだな、最初に聞いたときはかなりショックだったぞ。やはり、一番ショックなことは、もうすぐ世界が沈没しそうだと聞いたとき、だな」
配布元:異世界FTキャラを質問攻めだっ!