■ 構築問題 第三問
おね〜さんと、
ほげたんのっ!!
3 Minutes Networking、
Step by Step !!
さて、前回で台数も増えてようやっとLANらしくなってきたわね。
でもまだ繋いだだけだよね。
どんなデータをどうやって、が抜けてる気が…。
ほげたん、気が早いわね。
それは後々嫌ってほどでてくるから、まぁお待ちあれって所ね。
じゃ、待つ。
じゃ今回は、もっと多くのPCを繋いで、さらに大きなLANを作ってもらいましょ。
フロアの全PCを接続しネットワーク化することにより、資源の共有を行い効率化を図りなさい
[FigureSS03-01:第三問]
- 36台のPCでLANを形成しなさい
- 使用するデータリンクはイーサネット(10BASE-T)
- 上位層プロトコルは未定
- 36台は6台づつの作業グループに分かれて配置されている
- 作業グループ内外問わずデータの交換は発生する
- 使用するケーブルの種類まで明記せよ
- 8ポートリピータ・ハブを使用すること
36台? また中途半端な。
ワークグループが6人単位の会社なのよ。
なにやってる会社?
それは………。
もしかして考えてなかった?
…い、いいから早くやんなさい !!
は〜〜い。
■ 構築問題 第三問 解答
できた〜。
[FigureSS03-02:ほげたんの解答]
拡張スター型トポロジ風味に仕上げてみました。
隠し味としてハブ間のカスケードはクロスケーブルです。
どこの料理番組よ、それは。
ポート数は各グループに接続しているハブはPC × 6、カスケード × 1で、1ポート余り。
コアスターにあるハブは、カスケード × 6で2ポート余りってところ?
じゃあ、ほげたん。これの形じゃどう?
[FigureSS03-03:おね〜さんの提案]
こっちの方がハブが6機ですむから、1機お得だけど?
駄目じゃん、おね〜さん。ハブの段数制限を越えてるもん。
FastEther(100BASE-TX)は2段、Ether(10BASE-T)は4段までだったよね。
よしよし、ちゃんと覚えてたわね。
まぁ、スイッチング・ハブなら上の図でもいいけど、端と端の接続が遅くなるから普通は拡張スター型にするわね。
コアのハブにワークグループサーバを置いたり、他ネットワークへの出入り口を置いたりする時は、特にそうだよね。
[FigureSS03-04:ワークグループサーバの配置]
そうね、アクセスが集中するものは、コアに置いたほうがいいわね。
現段階ではハブだから、正直どこに置いても変わらないけれど、ここから先のことを考えると、ね。
うんうん。
ちなみにほげたん? この8ポートハブを使った場合、最高で何台まで繋ぐことができる?
え〜っと、各グループのハブが、PC × 7 とカスケード × 1で。
コアのハブが8ポートだから、7 × 8 で56台。
そうね。テクニカルエンジニア(ネットワーク)の問題にはならないけど、実際に部屋でLAN作る時は結構ハブのポート数が問題になったりすることが多いのよ。まぁ、今時はスイッチだから関係ないっていえばないけど。
段数制限無視できちゃうからだね。
そういうこと。
そういえば、こういう冗談でも答えてくれるかな〜って期待したんだけど。
[FigureSS03-05:悪い例]
あぁ !! すごいよ、おね〜さん。これは考えつかなかったよ。
フォルトトレランスも考えてあるなんてっ !!
わざとらしい。
そう?
いや、ほら、STPでも考えてあるのかな〜って。
ない。ハブだって言ったでしょ?
いやまぁ、そうだけど。
でもまぁ、ハブのループ接続は大体誰でも一度は通る道なんだけどね。
そうかなぁ?
そうよ。床下もぐって、配線変えて……、頭の上から「つながらなくなった!!」なんて怒号。
おかしいな〜と思って、ケーブルの元をたぐってみると……あぁっ!! な〜んて。
随分とリアルな話だね。
ん? んん? さてね。誰でも通る道なのよ。
じゃ第三問目もコレでお終い。
はい。
じゃまた次回。
おね〜さんと、
ほげたんのっ!!
3 Minutes Networking、
Step by Step !! でした〜〜〜っ!!
まったね〜〜〜!!