sambaは最近のソフトですから,別項のCAPとは違い,ここで問題としているSolarisにもきちんと対応しています.よって上記のような記事を参考にすればここで説明するようなことは特にありません.
しかしそれだけでは終わるのもなんですから,Netnews等でよく見かけたはまりやすい箇所や,実際の運用上の工夫(特にsmb.confに関して)などを主に説明していきたいと思います.
また技術評論社の『Software Design』誌という雑誌の1999年2月号に私の書いた「SolarisでWindows PC LANを構築する〜Sambaの導入」という記事が載りました(p.139-147)ので,そのHTML版も参照にしてください.
とりあえず私が使っているsmb.confの例を挙げます.このとおりにすれば,それぞれのユ−ザのホ−ムディレクトリとプリンタが一通り共有出来るようになります.その例はこちらです.
client code page=932client code pageは日本語を使うという設定で,日本語のコードをcoding systemで設定します.キーワードは上記のとおりです.
coding system = cap
以前はこの部分に「当方で使っているnetatalkとの互換性は多少怪しいです」と書いていましたが,先日fjでその話をするとトラブルにあったという人が私以外におらず,また私自身の設定ミスの可能性も指摘されたので,訂正しました.
また当方は現在はnetatalkからCAPへ変更しており,確認をとれないという事情もあります.
(注**)Netnewsでは「内田由紀」というファイル名が「内田羊喫」になってしまったという例が出ていました.
From: ishidou@jpn.hp.com (Masaki Ishido)
Newsgroups: fj.os.windows-nt
Subject: Re: サンバについて
Date: 9 Aug 1996 12:11:16 GMT
Message-ID: <4uf9t4$6qh@hpujjpo.jpn.hp.com>
によると
原因は、おそらく、大文字←→小文字変換が悪さをしてるのではないか、
とおもいます。
「由紀」の文字コードは、SJIS で
$ echo '由紀' | od -xc
0000000 9752 8b49 0a00
227 R 213 I ¥n
0000005
「羊喫」の文字コードは
$ echo '羊喫' | od -xc
0000000 9772 8b69 0a00
227 r 213 i ¥n
0000005
つぅことで、2バイト文字の2バイト目が、見事大文字→小文字変換
されてます (^^;;
---ここまで---