宮城県知事選は「政党vs.脱政党」が争点と言われ,結局脱政党をうたった現職の浅野さんが圧倒的支持(2位の2倍以上の得票)を得て当選したわけだ.
落選した自民・新進から推薦を受けた人は「政策をうったえていたのだが選挙戦がそこまで達しなかった」と言っていたが,これはずれていると多くの人に思われたのではないだろうか.結局今回の選挙は「パラダイムシフト」だったからだ.で,多くの有権者は積極的に(投票率が50%を超えたらしい)このパラダイムシフト(=脱政党)を支持したわけだ.政策云々以前が争点だったのだ.
このパラダイムシフトを受けた上で(=政党による集票活動なしで)政策論争,と言うのが今後の選挙の形になってほしいところだ.
F1GPはシューマッハとヴィルヌーヴの一騎討ちで,先にゴールした方が総合優勝という単純な形であった.結局シューマッハは途中でペースが落ちてしまい,抜きにかかったヴィルヌーヴを無理目に押さえつけようとしてに接触してリタイア,ヴィルヌーヴが優勝するという結果に終わった.
去年の総合優勝はデーモン・ヒル,彼の父親は往年の名ドライヴァーグラハム・ヒル.そして今回総合優勝のジャック・ヴィルヌーヴの父親もこれまた往年の名ドライヴァージル・ヴィルヌーヴだったりする.これで二年続けて二世ドライヴァーが優勝したわけだ.
一方の今年総合優勝を逃したミハエル・シューマッハは一昨年一昨々年と優勝してきたわけだが,彼はドイツのメルセデス・ベンツのドライヴァースクールの出身.
こういう人達が優勝争いをするというのは,「ヨーロッパ的貴族的血統主義」vs「アメリカ的(ドイツ出身だけどさ)近代民主主義的機会平等才能主義」の戦いのようで面白い.
サッカーは相変わらずだった.セットプレーに弱い,後半ばてる.カズもへろへろ.fjで誰かが言っていたけども,チームのピークをこの予選に持ってこれなかったのが敗因だと.納得.ワールドカップの間の4年間を使って若手を育成して,4年後に強いチームを作るべきなのに,4年間常に強いチームを作ろうとして失敗したわけだ.
前回と今回で,ある程度強いチームを作れる事は分かったんだから,あとはこういうペース作りを含めた経験なんだろうなあ.やっぱ経験豊かな外国人監督呼んで,日本サッカー協会も含めた全体がそこから学ばないと,と言うことなのかな.こういう経験は積んだ人でないと分からないからねえ.