41 異性遍歴などは。
アイ「余り深くお付き合いはしなかったけど、2人」
四楼儀「物好きもいるものだ」
アイ「うるさいですよー。で、魔術師の皆さんはなし、と」
ビストリカ「ありません」
ヴィーランド「オレは4人かな。2年つきあって、結婚してもいいかなってコもいたし、告白してOKもらって、でもすぐに家を引っ越すことになって、あれはなかったことにしようって2人で約束したこともあった」
ビストリカ「それは、辛い別れですね……」
ヴィーランド「まあ、若かったから、引っ越さなくてもすぐに別れてたかもしれないさ。今はきっと、彼女もいい人を見つけてるよ」
42 これだけは許せないっということはありますか。
アイ「権力や金を武器に理不尽を通すのは許せないね」
ビストリカ「人を傷つけて平然としている人は許せません」
ヴィーランド「人の楽しみを奪うヤツは嫌だな」
道化師「正常な感覚を持っている者にとっては、どれも嫌だ」
アイ「個人的なことを言うと、『お嬢ちゃんちっちゃくて可愛いねー』とか、その悪気のなさが許せない」
道化師「そういうことは……多々、ある」
四楼儀「
アイ「そう、良かったですねー」
四楼儀「ぐ……」
43 死ぬまでにやっておきたい事はありますか。
アイ「一度くらい、自分が書いた記事が新聞か雑誌に載るといいな」
ビストリカ「わたくしは……け、結婚できるならしてみたいなと……」
ヴィーランド「ああ、結婚願望はあるな。でも、それは割と普通にすることだからな」
アイ「(普通だって言える人は幸せだよ……)」
ヴィーランド「んー、エベレストに登ってみたいかもしれない」
アイ「一番高い山です」
道化師「エルトリアで一番高い山には竜たちが住み着いているので無理だな」
ヴィーランド「それは残念。機会があれば挑戦したかったのに」
四楼儀「儂は何もない」
道化師「わたしも別にないな……旅をしていると、未知の場所に行ってみたいと思うことはあるが」
アイ「では、地図にない場所を捜すとか……でも、寿命ないんだからほとんど行きつくしてますよね」
道化師「いや、そうでもないが、未踏領域は先ほどの一番高い山のように、危険な場所だ。平和な旅が好きだよ」
アイ「スリルを求めるタイプじゃないんだ……」
四楼儀「そんなものは求めんでも、問題は勝手に起きるだろうよ。今回の世界の危機のように」
44 あなたの世界に竜はいますか。妖精は? それは、どんなものですか。
ビストリカ「竜も妖精もいます。良いものも、悪いものも」
道化師「悪いものとなると、家畜や人を襲う。毒の息を吐き、周囲を荒地に変えてしまうものなどもいる」
ビストリカ「良い竜には、人と協力するものもいます。竜騎士は格好いいですよ!」
アイ「見てみたいな。当然、ここで言う竜は地球にはいないですね」
ヴィーランド「恐竜とも違うんだろ? そりゃ、今のとこいないな」
道化師「妖精は、人の手の入っていない森や洞窟、湖などに住む。シュレール族も草原の妖精と言われている」
アイ「ああ、ジョーディさんのような、トカゲっぽい人たちですね」
道化師「岩のような肌を持つ岩場の妖精クル族や羽根を持つ高原の妖精アミル族など、多くの妖精が独自の文化を築いている。この研究所にも、その中のいくつかの種族の姿が見えるな」
アイ「色んな人たちが集まってるみたいですね。羽根のある妖精さんは見かけないのがちょっと残念ですけど」
45 あなたの世界に魔物はいますか。それは、どんなものですか。
道化師「いる。財宝の番人やどこかから逃げ出して山に居ついた怪物、それらが交配しあってできた新種のものなど……元を正せば、魔術師の手によるものだ」
ヴィーランド「まだ、見たことはないなあ」
道化師「人里に近いところにいた魔物は退治され、大抵の場合は、向こうのテリトリーを侵さなければ大丈夫だ」
ビストリカ「近くの魔術師の誰かが呼び出すと、出会うこともあるかもしれませんが……そういう状況になる可能性は低いですね」
四楼儀「たまにはあるが、あって欲しくない状況だね。悪しき魔術師が魔物を呼び、あるいは作り出すなど」
アイ「そうなったら大事件でしょうね。それで、夢魔は魔物とは違うんですよね?」
道化師「ああ。夢魔は……魔王と関係があると言われている。水を人の血で汚そうとする凶悪な存在だ」
アイ「魔物は魔王と関係ないんですね」
道化師「魔物は、主に過去の魔術師による失敗の痕跡だからな」
四楼儀「我々備え役の最大の敵、それが夢魔というわけだ」
ビストリカ「できれば、会いたくないものです」
46 雨の日は嫌いですか。その理由は。
アイ「水陰柱があっても、雨は降るんですよね」
ビストリカ「降りますよ。わたくしは、雨は好きです。ただ、あまりザーッとは降って欲しくないですけど。しとしと降っているときの、雰囲気が好きです」
ヴィーランド「オレは嫌いだな。外で身体を動かせないし」
アイ「(予想通りの答えだなー)わたしは好き。世界が静かになる感じ。読書や物書きに集中できる」
四楼儀「普段は好きだが、今は嫌いというより、困る。物見台に雨よけはない」
道化師「旅をしている最中は降られると足止めされるので困るな。今は、水陰柱のことがあるので、雨が降ると水没が早くなる町があってな」
アイ「げ。かなりまずいですね、それは」
ビストリカ「それを考えると、わたくしも、今は雨は嫌ですね……」
47 忘れられない風景はありますか。
アイ「最初に見たエレオーシュの町は凄かったなあ」
ヴィーランド「確かに、あの水の柱は凄かった。でも、一番記憶に焼きついているのは、初めて連れて行ってもらった、満員のスタジアム」
アイ「(それがアメフト好きのきっかけか)」
ビストリカ「いい風景なら、わたくしもエレオーシュですが……幼いころ、近所で何件も焼けた火事があったときの、黒焦げの家々とか……」
アイ「それはトラウマになるね……」
道化師「戦場で、色々と忘れたくとも忘れられない風景は見たな。いい風景の話なら、初めて見た海の風景か」
アイ「(内陸部出身?)」
四楼儀「……良く覚えていないが、儂はとても大きな建物が崩れて大勢の魔術師が倒れてるような風景が目に焼きついている」
アイ「やな風景ですね、それは。夜うなされたりする?」
四楼儀「……たまに」
ビストリカ「わたくしも、たまに夢に幼いころ見た火事現場が出てきます。小さいころのどうしようもないことって、何でずっと覚えてるんでしょうね……」
アイ「無力感のせい、とかかなあ?」
ビストリカ「あの時自分に、今のような力があれば……と、思っても、仕方がないことですけどね」
48 戻りたい場所はありますか。
アイ「あるけど、エルトリアを救ってからだよ?」
ヴィーランド「ずっとこっちにいたい、とかは思わないか? いや、オレも思わないけど」
アイ「やっぱり家族も向こうの友だちもいるし、向こうでやり残したことを中途半端にするのはちょっとね」
ビストリカ「……(寂しそう)」
アイ「ビストリカはないの?」
ビストリカ「ここが気に入っていますし、戻りたいとまでは思いません。でも、たまに様子を見に行っています。あそこは今どうなっているかな、と……」
道化師「わたしは戻りたいとは思わない。昔いたところには、近づかないようにしている」
四楼儀「戻りたくない。あそこには帰りたくない……」
アイ「そ、そんなにシリアスに言われると追究できません」
四楼儀「儂には1人でフラフラしているのがあっている。それだけだ」
道化師「わたしもだな。今なら、研究所が住みよいという理由もあるが」
49 作者にひとこと。
ビストリカ「痛いのとか辛いのとかはほどほどに……」
ヴィーランド「格好良く書いてくれ」
アイ「っていうか、作者ってわたしなんじゃあ……?」
四楼儀「秘密はバラすな!」
アイ「でもこれ、地球で発表するんですよ?」
四楼儀「……なら、別に良いか」
道化師「それでも余り……恥ずかしいことは公表して欲しくないぞ」
50 読者にひとこと。
アイ「頑張りますから、どうぞよろしくです」
ビストリカ「あの、お身体には気をつけて、明るいところでご覧になってくださいね?」
ヴィーランド「オレの活躍に乞うご期待!」
道化師「まあ、何かの足しにでもしてくれれば幸いだ」
四楼儀「……眠い」
ビストリカ「やっと終わりましたね……」
ヴィーランド「ちょっとだけ、授業で質問に答える先生の苦労がわかった」
アイ「とても人選を間違った気がしてる……秘密が多すぎたかな」
道化師「ジョーディやシェプルのほうが、口が上手かったかもしれん」
アイ「ジョーディさんはともかく、シェプルさんはシェプルさんで問題ありそうですよ」
四楼儀「儂らは呼ばれただけだ。あとのことは知らん」
アイ「それはそうなんですけどね。では、今回はこの辺で」
ヴィーランド「今回って、またやるのか……?」
配布元:異世界FTキャラを質問攻めだっ!