「ちょっ!?焦げてる!?焦げてるわよっっ!!?」
「あ、落ち着きなさいよ、優っ! そっち換気扇回して!」
あたふたと煙の漂うキッチンで、焦げた大鍋の始末をする二人の優。
・・・・・しかも何故か、優春も優秋も裸にエプロン一枚だった。「あ〜〜、よかった。鍋が焦げただけですんだわ。」
「ビックリしたわよ。優ったら、お風呂入ってたらイキナリ大声だすんだもん。何事かと思ったわよ。」
その母親の言葉にカチンと来た優秋。
「・・・ちょっと?鍋かけてたのに呑気にシャワー浴びてたのはお母さんじゃないのよ?それに何よ、その格好!」
「ま、まあそれは・・・って、優だって何て格好してんのよ?」
お互い、俗に言う裸エプロンだった。
「わ、私はちょうど着替えようと思ってたらイキナリ焦げ臭い匂いがしたんで慌てて―――――」
「・・・私もよ。アンタの声にビックリしてとりあえず目に付いたエプロン羽織って駆けつけたのよ。」
まあ、終わってみれば何事も無く、笑い話である。
二人の優は安堵からクスっと笑いあったその時。
「――――よう! 何か美味い物ご馳走してくれるって言うから来たぜ・・・・・・って、へ!?」
武の目に飛び込んできたのは二人の優の白いお尻だった。
まさに前を隠して後ろ隠さずの裸エプロンに言葉を失う武。
「――――あ、倉成。(はーと)」
「――――え?倉成?!(唖然)」
やってくれますねぇ、縊死伊達さん。
さぞや後ろからの眺めは最高でしょう。(涙)
もうこれ一枚で何杯でもおかわり出来ますよ、ハイ!(オイオイ)