"New" WLD Journalより抜粋。

◆「ジェームス・ワイアット・アープ氏、帰“国”」
2nd ／4日目（Total: 96日目）
　ジェームズ・“血塗れたショットガン“ワイアット・アープ氏が別世界時間でほぼ1年ぶりにWLDに帰って来た。帰って来るなり、新たな政策を出していった。野生のダイア・ウルフを調教するとか、色々計画があったらしい。また、侵略者の報告（"New" WLD Journal #1参照／未刊）を聞くや否や自ら兵（ゴブリンとバグベア）を率いて様子見に行った。その後、氏は新しい“従業員“を引き連れて戻ってきた。

　オールド・ゴブリン氏のコメント：「やれやれ。また、厄介事が増えなければ良いが」

　ジェームズ・ワイアット・アープ：
　略してJWE。World Largest Dungeon Kingdomの国王。このWLD Kingdomというのがどういうものかは“国民”（従業員と呼ぶらしい）にも不明。かつては血塗られたショットガンを持っていたが、今ではゴブリン・キングの王錫を振るっている。法律などはいい加減なようだが、“血塗られている”のは変わらない様子。「紫にされるのは嫌だなぁ」とは筆者の談。

　番号制度：
　WLDで生き延びるのは難しい。この為、名前を名乗っても直ぐに死んでしまうため無駄になってしまう可能性がある。このため、生き延びる力があることを証明するまでは名前ではなく雇用番号で呼ばれるらしい。


◆「Choose from the Heart」
2nd／4日目（Total: 96日目）
　ランタン・アルコンのGrinoが守護（？）する場所から先へ行くには“資格”が必要。既に、前回（"New" WLD Journal #1参照／未刊）資格を得ている38番、39番を除く“国王とその従業員たち”は、資格を取りに行った。資格を得るにはある試練（Choose from the Heart）を突破しなければならない。
　報告によると、JWEがまず資格を取り、次いで36番とカルスト氏が取られたものの、40番氏がかなり手間取ったらしい。

　36番氏のコメント：「最初に簡単に取ってきたから、簡単に貰えるものかと思ってた。そういうわけでもないのね」

　Mark of Righteousness：
　“Choose from the Heart”の試練を突破したものに与えられる印。


◆「Welcome to the WORLD LARGEST DUNGEON」
2nd／4日目（Total: 96日目）
　“印”を得た帰り道、突如、パーティはぱたぱたと眠りに落ちていったらしい。再び目を覚ました彼らが観たものは無惨な死体となって発見された39番氏と、辺り一面ずぶ濡れになった道と、ダンジョンの床に生えた草であった。
　後に戻ってきたJWE氏によると、シンボル・オヴ・スリープの影響で一行の過半数が眠りに落ちた後、オーガが4匹とノール2匹が襲撃してきたらしく、39番氏はオーガに殺され、38番氏は裏切ったため、JWEによって処分されてエセリアルに捨てられたらしい。

　この件について、Aughkin氏に話を伺ってみました。
「おそらく、JWEの言うことは出鱈目でしょう。実際には、オーガ1匹、ノール2匹というところでしょう。ノールの死体は確認されているのは確かですから。オーガが4匹もいたら眠っていた連中も助からなかったはずです。38番氏については、エセリアル化については以前にも似たようなことがあったので、ロッド・オヴ・ワンダーの影響に違いないでしょう。ということは、その前に38番氏は死んでいたでしょうから、オーガに殺されたのではないかと思いますね」

　38番
　スパイクト・チェインを使うモンクだったらしい。足払いを仕掛けてスパイクト・チェインを予備も含めて失った後、オーガに殺され、死体はエセリアル送りとなった。

　39番
　タワーシールドで戦線を維持したクレリック。奮闘空しく、2つめのタワーシールドが破壊された時に彼の命運も尽きた。


◆「猶予は2年間」
2nd／4日目（Total: 96日目）
　マークを手に入れた一行はランタン・アルコンの許可を得て、"Order of Children of the Inner Light"（ナーミングセンスの無い名前である）の紋章の描かれた扉まで到達した。しかし、それ以上進むのを避け、戻ってきた。その際、ランタン・アルコンのGrinoからこう告げられたと言う。

　Grino「君たちに残された時間は2年間。2年後にダンジョンは崩壊する」


◆「白の空間」
2nd／6日目（Total: 98日目）
　この日、パーティは燃えないゴミ捨て場に餌を与えた後、非常に善良な空間（WLD Journal #14参照）と考えられている場所へと向かった。パラディンのカルストが武器をラックに置いて進むと、その後も問題無く奥まで行って先へ進むことができた。しかし、LG以外のものが先に進もうとすると、吐き気を催したり、耐久力を失ったり（loss）、ライトニングを受けたりするらしい。善なら少しましなものの、LGでなければきついことには変わらない。結局、パーティはこの道を諦めたらしい。


◆「王位交代」
2nd／7日目（Total: 99日目）
　パーティは鍵が沢山ある部屋へ。6個の部屋のそれぞれに20本の鍵があり、そのうち19個は微弱な、1個は強力な魔法のオーラを放つ。強力なオーラの鍵は力術が3つとユニヴァーサルが3つであった。力術のオーラを放つ鍵を手に取ったJWEは、そのままコテンと幸せそうな眠りにつく。
　JWEを玉座の間まで連れ戻すと、早速、ガードナー・ザ・“37“が王錫（ロッド）を取ると宣言した。

　ガードナー「ジェームズ王はこれより上王とする。そして、今より私が王である」

　急な即位に“従業員”は慌ただしく動き回る・・・わけでもなく、その後、ガードナー新王と他のパーティメンバーとが今後の方針について揉め始める。政権交代直後はトラブルが多いものらしい。
　そのとき、JWE上王が目覚めた。即座に、ガードナー新王がJWE上王に王錫（ロッド）を返上していた。
　あれ？　王様は変わったんじゃなかったの？

　ガードナー・ザ・“37“元新王のコメント：「短い夢だったなぁ」
　JWEのコメント：「妙に幸せだった。ウィッシュよりミラクルの方がましかなぁと思ったのだけれど、ウィッシュ（予測）の方はどうなのだろう？」


◆「20の瞳」
2nd／7日目（Total: 99日目）
　目覚めたJWEの政策により、Cエリアの探索は一旦打ち切り、EエリアからFエリアへ侵入する。Fエリアは妙に寒かったが、JWEが1人で何処かへ行くと、人数分の防寒服を持って戻ってきた。その後、先へ進むが、寒さよりも負のエナジーに晒されてダメージを受ける空間があり、そこは避けて別の扉へ。
　・・・扉を開けると、20の輝く瞳が出迎える。それは蛇のような頭を10本持つ怪物で、口からは氷の微粒子を含む息を吐いていた。JWEのロッドから放たれたライトニングにも怯まず、ガードナー・ザ・“37“がその10の頭で一瞬で喰いちぎられたのち、パーティは撤退することに。こうして、新エリア探索の旅はこれまでと同様に“手荒い”歓迎を受けたのだった。

　JWEのコメント：「ありゃ、無理だね」

　カルスト氏のコメント：「ガードナーが生きているか確認しようと扉から覗いたら、彼の手や足が蛇の化け物の10の口から覗いているのが見えて・・・。今でも、まるで助けを求めるかの様に差し出されたかのような手が蛇の口から覗いていたのを思い出します」

　ガードナー・ザ・“37“：
　37番を与えられた、新規契約者の中で唯一最初から“名前”で呼ばれていた人物。前途有望な若者であった。最後の言葉は、JWEにあてた「王よ。貴方にお使えできて幸せでした」であったという。

今回の参加者
　・ジェームズ・ワイアット・アープ（6レベル＋謎LA+1／Lapin）
　・カルスト（7レベル／あずまさん）：1stシーズンからの引き継ぎPC。
　・＃36（7レベル／てつさん）：初参加。グレートソード使い。
　・ガードナー・ザ・37（7レベル／ユージさん）：グレートアックス使い。2ndシーズンから参加。2回目。死亡した。
　・＃38（7レベル／備前屋さん）：2ndシーズンから参加の2回目。死亡した。
　・＃39（7レベル／植埜さん）：2ndシーズンから参加の2回目。死亡した。
　・＃40（7レベル／霧島さん）：新規作成の2ndシーズンからのPCで2回目。
　・＃41（7レベル／植埜さん）：ハイローニアスのクレリック。
　・＃42（7レベル／備前屋さん）：クリエイター型のクレリック。

＃＃＃WLDへ参加者される皆さんへ。
PCは死んだ時のことを考えて、予備を用意しておくことをお奨めします。
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今回の探索結果。
　C-21：ランタン・アルコンのGrinoがいる。巨大な何かを捕らえていたらしい。ここから先へ行くにはマーク・オヴ・ライチャスネスが必要。
　C-105：“Choose from the Heart”の部屋。意味は簡単。プレートの通り。
　C-110：C-21からマークを持っていると入れる。
　C-109：LG以外のものに呪い（DC 30!）がかかる。呪いは7日間持続。レッサー・レストレーションかリムーヴ・カース1回につき、1日分減らせる。レストレーション以上で回復（・・・だっけ？）。
　C-108：落とし穴のトラップ。Ref ST 26で成功、24では失敗。
　C-107：飛ぶものを落とすためのグリフあり。左側の方は解除済み。
　C-106：ダブル・ドアに羽の輪の中に炎の剣の紋章。Order of the Children of the Inner Lightの紋章。〈解錠〉39では開かない鍵。左側の部屋の方は、ノックのワンドで開けてある。
　C-60：武器棚。ここに武器をおいて先まで通り抜けると、おいた武器が先の部屋の武器棚に移動する。
　C-62：LG以外のものは耐久力を失う（CON loss）。ただし、一時的なもの。
　C-63：C-62よりも善の力が強い。LG以外にライトニングが飛ぶ。何故か、頑健セーヴ。

＊C-60から先は真ん中が一番LGの力が強いらしい。この先はLG以外には危険。

　C-104：鍵が20本天井から下がっている。1本は強力で、19本は微弱なオーラ。同じ部屋が6個あり、強力なオーラの鍵は3個が力術、3個が共通。力術はミラクル、共通はウィッシュかと予測。
　C-93：4つの鍵穴。中程度の死霊術、中程度の心術、強力な心術、中程度の心術の4つ。

　F-42：10本の蛇の頭を持ち、氷の微粒子を含んだ息を吐く魔獣がいる（〈知識〉は全員失敗）。

未鑑定品の確認
　・C097のクローク　→クローク・オヴ・マイナー・ディスプレイスメント（現在、ジェームズが装備）
　・C097の大型サイズのヘヴィ・メイス　→+3 large heavy mace
　・C009のポーション＊2　→Cure moderate wounds, owl's wisdom
　・透明な液体の入った大きな瓶　→universal solvent

収支には特に変更無し。